転職への第一歩

クリエイティブな仕事って?職種や仕事内容について

クリエイティブな仕事って?種類や仕事内容について

イラストレーターやデザイナーのようなクリエイティブな仕事をしてみたいと思っている人がいるかも知れないので、WebデザイナーやWebディレクターとして働いてきた私の経験からクリエイティブな仕事の実情を紹介してみようと思います。


Webデザイナーの仕事

私がバリバリWebデザイナーをしていたのは2007〜2008年で、パソコンはWindowsXPの時代でした。やっとADSLが一般的なものとなり光回線も普及し始めた頃で、家庭でもパソコンを使うことが当たり前になりつつある時代でしたね。

私が作っていたのは企業のキャンペーンサイトや新製品紹介サイトなどで、主に制作にはPhotoshopとIllustratorを使っていました。他にはDreamweaverというホームページ作成ソフトやflashというアニメーションのソフトを使ってサイトを作ることが多かったです。

Webデザイナーの仕事は、まず企画会議に参加して作るサイトについてのイメージを掴みます。私の場合は社内Webデザイナーだったので、社内の広報を担当する部署内で会議を行っていました。

会議でどんなサイトを作るのか決めたらサンプルを作成します。Photoshopで何パターンかサイトのイメージを作成して、どれにするか再度会議で決めていきます。

大体の場合、自分はこれがいいんじゃないか?と思って作ったデザインよりもサブの方のデザインを上司が気に入ることが多く、ちょっとがっかりだったりします…。これに関してはしょうがないのですが。

トップページが決まれば、そのイメージに合わせて中身のデザインも作っていく感じです。

デザインをPhotoshopですべて作り終えたら画像を切り出し、コーディングを行って公開という形でしたね。

この頃のWebデザイナーは大きな会社では分業が行われていましたが、小さな会社ではデザインからコーディングまで全部Webデザイナーの仕事となっているのが普通でした。私はさらにflashまで全部つくっていて、それも楽しい仕事でした。

Webデザイナーは今はほとんど分業

2019年現在、Webデザイナーの仕事はほとんど分業になっていて、デザイン専門のスタッフがグラフィックを担当し、それをコーダーと呼ばれるコーディングスタッフに渡してパソコンやスマートフォンで見ることが出来るようにコーディングします。

他にも、更新しやすくするためにCMSと呼ばれるシステムを組み込む作業をするスタッフもいて、コーダーがCMS組み込みまで担当することもあります。

さらに最近では動きがあるサイトも多く、そういうのも得意なスタッフが組み込み作業を行ったりしています。JavaScriptで背景が動くようなサイトだったり、スクロールすると写真が出てきたりするようなおしゃれなサイトを作るときには欠かせないスタッフです。

Webデザイナーを目指すなら使いこなしたいソフト

昔はflashもWebデザイナーが担当したりしていましたが、今はflashが使われなくなって動画を埋め込むことが多くなりました。2019年現在Webデザイナーが使いこなしたいソフトや技術を紹介すると以下の通りとなります。

SketchもしくはAdobeXD

ワイヤーフレームやWebサイトのデザインを行うソフトです。昔はPhotoshopやIllustratorでデザインデータを作っていましたが、最近は主にSketchAdobeXDというソフトを使います。AdobeXDはまだ新しいソフトなので使いづらいという声もありますが、今後改良が加えられて使いやすくなると考えられます。

Photoshop、Illustrator

これらのソフトもちょっとしたバナー作成などで必要不可欠となりますし、動きのないサイトのデザインなどはこれで行うことも多いです。細かいデザインなどはPhotoshopの方が得意ですので、まだまだ切り捨てることは不可能でしょう。

DTPデザイナーの仕事

私の部署にはDTPデザイナーの方もいて、その人の仕事も見てきましたのでDTPデザイナーの仕事もここで紹介してみたいと思います。

DTPというのは主に紙媒体のことで、パッケージデザインパンフレットなどの制作を行うことがDTPデザイナー仕事です。

この仕事も企画会議でどういったものを作りたいのかということを決め、それに合わせていろいろな案を考え、採用されたものを作っていく形になります。

Webとの違いは素材の部分で、紙と言っても厚紙から和紙までいろいろな素材があります。そのサンプルを取り寄せ、どの紙で作るのか予算との兼ね合いから選び出し、さらに色はどういう色を使うのか?ということも選ぶ必要があります。

カラーはDICやPANTONEといった規格がありますし、ものによっては特色を使う必要があったりして、これも予算との兼ね合いでどうするのかを決めていくことになります。

印刷時のルールなども複雑で、一度ミスしてしまうと無駄なお金がかかってしまうリスクもあり、DTPデザイナーはかなり経験が重要な仕事と言えるでしょう。Webの場合は文字修正などは最短10秒ぐらいで終わりますが、印刷してしまってから文字修正を行うことになると、シール作成や訂正差し込みなど非常に多くの労力がかかってしまいます…。

この仕事の良さはなんと言っても実際に出来たものが形に残るということです。Webの場合は画面の中でしか存在しておらず、サーバーからデータを消せば世界から作品が消えてしまいますが、DTPの場合は一度作ったパンフレットなどは残り続けます。DTPのデザイナーの方はこの仕事はものが残るところが好きだと言っていて、自分の作品を全部ストックしているそうです。

その他のクリエイティブな仕事について

絵の仕事

絵の仕事

クリエイティブな仕事の一つに画家がありますが、絵で食べていくのはかなりのレベルでなければ難しく、二科展などで賞を取ったりしなくてはならないでしょう。

私が高校生の時、美術の教師をしていた方が今は画家として生計を立てていますが、この方は弟子の数が多く、絵を教えることで生活出来るだけのお金を得ているようです。

画家の方に多い収入源の一つにパトロンというものがあります。絵という作品は人によって好き嫌いの分かれるもので、熱狂的なファンがついてその人が資金援助をしてくれるおかげで画家の活動を続けることが出来るという場合があります。

その他では、イラストレーターも絵を描く仕事です。自称イラストレーターは世の中にたくさんいるので、競争が激しく報酬単価も安い厳しい仕事ですが、アニメやイラストをコミケなどで同人誌として売ったりして収入を得ることも出来るでしょう。稼ぐ人はコミケだけで1000万円以上稼ぐ人もいるそうです。

音楽の仕事

音楽活動を仕事にしている人もたくさんいます。楽団で演奏している人から、ボカロPまで音楽で生活している人の幅はとても広く、多くのクリエイターが活躍している分野でしょう。

私の知り合いの音楽プロデューサーの話ですが、この方は大手の代理店から仕事をもらっているとのことでした。どういう仕事をやっているのか聞いたところ、有名なミュージシャンの音楽を編曲してアルバムを作ったり、ゲームの音楽を作ったりしているそうです。私もよく遊んでいるゲームだったので驚いたのを覚えています。

音楽で生活している人にも音楽を教える教師の仕事をしている人が多く、この音楽プロデューサーの方の知り合いも結構有名な音楽スクールで講師をしながら音楽の仕事を続けているとのことでした。

ちなみにこの音楽プロデューサーの方はJ-POPバブルの時に都内の一等地(新宿区)にビルを建てて、今はそのビルの家賃収入が主な収入とのことでした。一発当てるとデカイのが音楽の仕事と言えるかもしれません。

動画クリエーター

最近ではYouTubeからの広告収入で生活するような人もたくさん出てきましたが、制作会社で動画を作成する仕事もあります。

知り合いが会社の30周年のイベントを行う際にちょっとした動画制作を依頼してみたら、30万円という見積もりだったため高すぎて発注を諦め自分のパソコンで作ったと言ってましたが、今は動画バブルの時代になっているためフリーソフトで誰でも作れそうなしょぼい動画でもかなり高額の料金を取れるようです。

今後もスマホで動画視聴する人は増え続け、回線速度も5Gの時代となり超高速になることから動画の需要は増え続けます。今のうちに動画編集技術を身につけて動画クリエイターになっておけば、暫くの間は動画作成で生きていける可能性が高いでしょう。

クリエイティブな仕事をする上で重要なスキル

上記のようなクリエイティブな仕事を行う上で重要なスキルとはどういったものなのでしょうか?センスでしょうか?技術力でしょうか?

答えはコミュニケーション能力です。

はっきり言ってセンスも技術力も磨けばある程度までは誰でも身につけることが出来ます。私も最初はセンスが全くなくて、今になってWebデザイナーを始めた頃の作品を見ると闇に葬りたくなるレベルです。クリエーターなら誰もがそういう過去を持っていると思います。

それでも一生懸命本を読んだり、いろいろな作品を見て真似て、たくさん作品を作っていくうちにセンスが磨かれて洗練された作品と呼べるような、誰に見せても恥ずかしくないレベルのサイトを作ることが出来るようになったと思います。

確かに時々とんでもないレベルの才能を持った人もいますが、それは本当に極一部の天才で日本にそれほど多くいません。

そういうトップレベルのクリエーターは才能だけでお金を稼げているかもしれませんが、それほど抜きん出た実力を持っているわけではないけど仕事はたくさん抱えているというクリエイターもいます。

そういう人は大抵コミュニケーション能力が高く、営業力で仕事を取っています。

私が前にいた会社でアートディレクターをやっていた方は絵の才能もとても高かったのですが、コミュニケーション能力がとても高く、大手の企業と直契約で仕事をたくさん取っていました。
この人はすぐに独立してフリーランスのアートディレクターとして今働いていますが、おそらく会社員だった時と比べてもかなり多くの収入を得ているでしょう。

その他にも、お洒落なバーでたまたま出会ったフォトグラファーの方もどうやって仕事を取ってるんですか?と聞いたところ、偶然いい人に出会えて仕事を回してもらえてるとのことでした。
仕事が回ってくるレベルのクオリティーが出せる技術力やセンスは努力して身につけ、コミュニケーション能力で仕事を回してもらえるようになれば、自然とその仕事で生活していくことが出来るようになるということでしょう。

クリエイティブな仕事を探す方法

こういった仕事はどうやって探すのが一番良いのでしょうか?

クリエイティブな仕事は普通の求人サイトなどでも見つかりますが、未経験だとなかなか仕事を見つけるのに苦戦する可能性が高いでしょう。実績が分かるような自分のサイトを持っていたり、ポートフォリオを作成して自己PRする必要性があります。

専門学校や芸術系の大学に行っているなら就職課で紹介してもらえることもあるでしょう。

私はもともと接客業をやっていて、職業訓練校でスキルを身につけて仕事を探したのですが、未経験ということでなかなか正社員の仕事はありませんでした。こういう仕事は実績がすべてと言える仕事なので、実績がない人はひとまずアルバイト派遣社員として制作会社へ潜り込んで、仕事をこなしていくことで実績を身につけるのが就職への近道です。
私もそのやり方で社内Webデザイナーになり、実績として出せるサイトをいくつか作ってから転職しました。

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クリエイティブな仕事って?まとめ

クリエイターと呼ばれるような仕事は響きがかっこいいですよね。私もWebデザイナーになったきっかけは、響きがなんかかっこいいからでした。

昔から絵を書くのが好きだったという人はイラストレーターになりたいでしょうし、バンドをやっていたという人は音楽関係の仕事で生活していけたら幸せでしょう。

ただ、職業としてクリエーターをやるには自分ではやりたくないような仕事もたくさんやっていく必要がありますし、クオリティーも中途半端なものではすぐに仕事がなくなります。

私も下積み時代は先輩から常に叱られていました。写真の切り抜きに関してもプロは拡大率最大まで大きくしてピクセル単位で消していく作業をしています。一枚の画像を作るだけでもの凄く時間がかかる世界なのです。

納期直前になれば当然のように残業が増えますし、手戻りなどで納期までに間に合わず泊まり込みで仕事をすることもあるような世界です。

ただ、仕事は厳しいですが誰もが知っているような企業の広告に関われるのは非常にやりがいのある仕事ですし、友人などと飲み会をしていてもどこそこのサイト作ったの自分なんだよねとかちょいちょい自慢出来る優越感も味わえます。

クリエイティブな仕事をしてみたいと思っている人は、苦労も覚悟して是非チャレンジしてほしいと思います。