転職への第一歩

みんな本当はどうなの??転職したら年収UP?DOWN?

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誰もが転職を考えた時、「収入が上がればいいよねー」と考えるものだろう。

中には激務なブラック企業を一刻も早く辞めたくて、転職先の募集条件をよく見ずに転職に踏み切る方もいらっしゃるかもしれませんが、一般論としては年収UPを目指して転職される方が多いでしょう。

さて、転職した人たちの収入は実際どうなのだろう?ということで、今回は雇用形態別・年齢別で転職後の年収比較をしてみたいと思います。


転職後の年収比較は2年目も含めて

最初に知っておいていただきたいのは、単純に転職1年目の年収のみで比較するとほぼ下がってしまうという事ですが、なぜなら転職1年目の賞与額が全額支給でないケースが多いからです。

確かにそこの企業で働いて十年選手の社員から見た時に、今年入ったばかりの転職者と自分が賞与の額は同じだと釈然としないですよね・・・。そういった理由から初年度のみ比較すると下がるパーセンテージが大きくなるのは仕方のないことと言えるでしょう。

ですので、転職2年目のデータも参照にしながら判断していただく方が良いと思います。

10%以上UP 10%以上DOWN
全体 転職1年目 31.4% 44.3%
転職2年目 39.1% 41.6%
正社員 転職1年目 35.4% 34.1%
転職2年目 47.1% 26.2%
非正規社員 転職1年目 30.7% 46.8%
転職2年目 36.2% 47.8%

転職前後の年収の増減 リクルートワークス研究所「全国就業実態パネル調査2017」より作表

こちらの表では「正社員」と「非正規社員」(ここでは契約社員やパートタイマー、アルバイト、派遣社員のように期間を定めた雇用契約により、正規社員と比べて短い時間で働く社員をさします)の転職1年目と2年目をそれぞれ比較しています。

1年目では正社員は10%以上年収UPの人と10%以上年収DOWNの人の割合はさほど差がありませんが、2年目で見ると10%以上年収UPの人が10%以上年収DOWNの人をぬいてはるかに多くなっています。

対して非正規社員の1年目では10%以上年収UPの人が約3割に対し、10%以上年収DOWNの人が5割弱と差が大きく開いています。さらに2年目では10%以上年収UPの人の割合が少し増えていますが10%以上年収DOWNの人はほぼ割合は変わっていないことになります。

このデータから、正社員の転職での年収査定は上がる傾向が強いという事が言えますが、非正規社員は下がる傾向が強いと言えるでしょう。

年齢別に見る転職後の年収比較

次に年齢別で転職後の年収比較ですが、こちらは「正社員」の年齢別データを見ていただきたい。

正社員 平均年収 転職後 10%以上
UP
10%以上
DOWN
15〜24歳 199.5万円 1年目 48.4% 22.1%
2年目 53.3% 26.9%
25〜34歳 278.6万円 1年目 38.5% 27.2%
2年目 46.2% 21.3%
35〜44歳 325.3万円 1年目 34.1% 33.8%
2年目 52.8% 20.8%
45〜54歳 349.5万円 1年目 32.6% 40.0%
2年目 45.5% 29.6%
55〜64歳 465.5万円 1年目 19.8% 53.4%
2年目 36.5% 40.9%

年齢帯別の転職前後の年収増減(正社員)リクルートワークス研究所「全国就業実態パネル調査2017」より作表

全ての年齢帯で共通していることは転職2年目で10%以上UPしている割合が転職1年目に比べて高くなっているという事です。

伸び率が一番高い年齢層は35〜44歳、一番低い年齢層は15〜24歳となっています。

このデータから言えることは、「転職したら2年は続けろ」ということでしょうか?1年目の年収でため息をついたとしても、次の転職先を探さずに頑張っていれば2年目では上がる可能性が高い、ということですね。

次に10%以上DOWNしている割合ですが、1年目に比べて2年目に増えているのは唯一15〜24歳の層。その他の年齢層では2年目は割合が減っています。
このことからも「2年は頑張れ!でも24歳までの若いうちはさっさと転職もあり!」ということでしょうか?若い年代ではUP率もDOWN率も10%迄なので、賭けなのかもしれませんね。

【まとめ】転職したら年収は上がる?それとも下がる?

以上のデータから読み取れることは

  1. 正社員での転職は年収がUPする可能性が高いが、2年以上続けること。
  2. 非正規社員での転職は年収比較からするとあまりお勧めではない。
  3. 若いうちなら正社員へ転職しても年収のみで考えると上がる可能性があるが、2年頑張っても年収が変わらない・減っているなら次への転職をおすすめする。

どんな仕事であっても、入社すぐに判断するよりは石の上にも3年・・・いや、2年は頑張ろうという事でしょうか?